テレビに出続け

新宿ニューハーフクラブ 老舗店の“禁断の果実”とは… 2011/05/28 15:49

無許可でもテレビに出続け
ただ、同署によると、ラ・セゾンは、明け方までの営業などは行わず、1時で閉店していたという。それでも激しい競争を20年間、生き抜いてきた。同署によると、店の売り上げは月500~600万円。16年夏からの売り上げは計約4億6900万円に上ったという。
1時以降営業しない代わりに、売りにしていたのはリーズナブルな値段設定だった。2時間飲み放題付きで5000円。団体割引もあった。1時間程度で1万円を超える店も多く、中には“ぼったくり”もある2丁目で、この値段は格安だ。
もう1つ、人気を集めたのが1日2回開催されるショータイム。店の中央には小さな舞台があり、ラメ素材の幕が開くと、ステージに露出の多い水着のような衣装のニューハーフが次々と登場した。ニューハーフのコントもあり、ショーの後には、ニューハーフたちがそのままの衣装で、接客した。肌を露(あら)わにしたニューハーフを間近に見て、喜ぶ男性客も少なくなかったという。
メディア戦略にもたけていた。店は無許可でありながら、何度もテレビで取り上げられていたことがあった。元プロボクサーがニューハーフを体験する密着ドキュメントの舞台となったことも。摘発される前にも、店にはテレビ局の収録の予約が入っていたが、経営者の逮捕でキャンセルになっていた。
「あそこはテレビに出過ぎなのよ」
近くでニューハーフクラブを営む“ママ”は、こう眉(まゆ)をひそめた。

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