新宿ニューハーフクラブ 老舗店の“禁断の果実”とは… 2011/05/28 15:49
許可はとったから安心して
そんな老舗のサービスは、すべて無許可で行われていた。
風営法では、ホステスが隣席に座るなどの接客サービスをする場合、「クラブ」として自治体の営業許可をとることが必要とされる。ラ・セゾンは、その許可を取らず、「バー」という名目で営業を続けていた。
今月14日、警視庁四谷署に逮捕された同店の経営者、藤井哲也容疑者(51)の容疑は13日午後11時5分ごろ、無許可にもかかわらず、同店でニューハーフの男性従業員(40)に、男性会社員(48)に飲食などの接待をさせたという内容。しかし、店は平成2年の開業当初から許可を得ていなかったとみられる。
同店が開店した当初、経営者は藤井容疑者の叔父だったが、16年夏に経営を引き継いでからも、クラブとしての許可を取らず、営業を続けていたのだった。
1年前に同署の立ち入り調査を受けた際にも、無許可を指摘され、行政指導を受けていたが、藤井容疑者は、それでも許可を得ようとはしていなかった。その一方で、同店の“ママ”には、こう説明していたという。
「許可をとったから営業して大丈夫」
このママは捜査員に対し、「無許可だったとは知らなかったわ。信じられない…」と落胆していたという。
行政指導にも従わず、逮捕されることになった藤井容疑者。同署によると、調べに対して「違反に対する認識が甘く、届け出をないがしろにしていた。逮捕されるとは思っていなかった」と供述しているという。